アメックスで請求書カード払いはできるか|発行会社とサービスで判定が分かれる

条件付きで利用できる

アメックスで請求書カード払いは使えるが、プロパーカード(AMEX直接発行)は全サービスで対象外。発行会社がセゾンまたは三菱UFJニコスであれば利用可能。

「アメックス」の名前だけでは判定できません。カード裏面の発行会社を確認してください。

アメックスブランドのカードで請求書カード払いを使えるかどうかは、「カードの発行会社」で決まります。セゾンやニコスが発行したアメックスカードは一部サービスで利用できますが、アメリカン・エキスプレスが直接発行するプロパーカードはすべてのサービスで対象外です。

この記事では、あなたのアメックスカードで請求書カード払いが使えるかを判断するために、発行会社とサービスの組み合わせごとの条件を整理しています。

※ あなたの事業形態・カードブランド・金額・期限の組み合わせで判定は変わります。条件ごとの判定は6問診断で確認できます。

なぜ発行会社で判定が分かれるのか

アメックスブランドのクレジットカードには、大きく2つの発行形態があります。

1つは、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルが直接発行する「プロパーカード」です。グリーン、ゴールド、プラチナ、ビジネスカードなどが該当します。

もう1つは、セゾンカードや三菱UFJニコスなど、国内のカード会社がアメックスブランドのライセンスを取得して発行するカードです。「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」「三菱UFJカード・アメリカン・エキスプレス・カード」などがこちらに当たります。

請求書カード払いサービスが対応しているのは後者、つまり国内カード会社が発行したアメックスブランドのカードです。プロパーカードは決済ネットワークの仕組み上、現時点ではどのサービスでも利用できません。

アメックスカードの発行形態と請求書カード払いの対応
発行形態 具体例 判定
プロパーカード(AMEX直接発行) AMEXグリーン、ゴールド、プラチナ、ビジネスカード等 利用できない
セゾン発行AMEX セゾンプラチナ・アメックス、セゾンゴールド・アメックス等 利用できる
三菱UFJニコス発行AMEX 三菱UFJカード・アメックス等 利用できる

※ カード裏面に「株式会社クレディセゾン」または「三菱UFJニコス株式会社」の記載があれば、国内発行のアメックスカードです。「アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.」と記載されている場合はプロパーカードです。

アメックス対応サービスと条件

2026年3月時点で、アメックスブランドのカードに対応している請求書カード払いサービスは2つあります。それぞれ対応するカードの条件が異なります。

サービスごとの対応条件

アメックス対応サービスの比較(2026年3月時点)
サービス名 対応するAMEXカード 実質手数料率 最低手数料 振込スピード
支払い.com セゾン・三菱UFJニコス発行 4.4%(税込) なし 最短翌営業日
請求書カード払い byGMO AMEXビジネスカードのみ 3.0%(非課税) 1,500円 最短翌営業日

※ いずれのサービスもプロパーAMEX(アメリカン・エキスプレス直接発行)は対象外です。

支払い.com — セゾンまたは三菱UFJニコス発行のAMEXカード

支払い.comは、セゾンカードまたは三菱UFJニコスが発行したアメックスブランドのカードに対応しています。UPSIDER×クレディセゾンが共同運営するサービスで、事前審査は不要です。

手数料は一律4.4%(税込)で、最低手数料の設定はありません。少額の請求書にも手数料が定率でかかるため、金額を問わず利用しやすい構造です。

支払い.comの基本情報(2026年3月時点)
運営会社 UPSIDER × クレディセゾン
手数料 一律 4.0%+消費税(税込4.4%)
最低手数料 なし
AMEX対応条件 セゾンまたは三菱UFJニコス発行のAMEXカード
その他対応ブランド Visa / Mastercard / JCB(同じく発行会社条件あり)
振込スピード 最短翌営業日
支払い延長 最大60日
事前審査 不要
利用対象 法人・個人事業主

支払い.comの詳細な条件(発行会社別の判定・ポイント付与の扱い・事業形態の条件など)は、個別記事で整理しています。

請求書カード払い byGMO — AMEXビジネスカードのみ

請求書カード払い byGMOは、GMOペイメントゲートウェイ(東証プライム上場)が運営するサービスです。AMEXカードの中でも「ビジネスカード」のみが対応しており、個人向けのアメックスカードは利用できません。

手数料は3.0%(非課税)と支払い.comより低いですが、最低手数料が1,500円に設定されています。5万円未満の請求書では一律1,500円の手数料がかかるため、少額利用では割高になります。また、GMO所定の事前審査があります。

請求書カード払い byGMOの基本情報(2026年3月時点)
運営会社 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
手数料 3.0%(非課税)
最低手数料 1,500円
AMEX対応条件 AMEXビジネスカードのみ
その他対応ブランド Visa / Mastercard
振込スピード 最短翌営業日(最大4営業日)
支払い延長 最大60日
事前審査 あり(GMO所定の審査)
利用対象 法人・個人事業主
社会保険料 非対応

※ byGMOのAMEX対応は「ビジネスカード」に限定されています。セゾン発行のアメックスやプロパーカードは対象外です。

手数料の目安

金額別の手数料シミュレーション

アメックス対応の2サービスで、支払い金額ごとの手数料を比較すると以下のとおりです。

AMEX対応サービスの手数料比較(2026年3月時点)
支払い金額 支払い.com(4.4%) byGMO(3.0%)
5万円 2,200円 1,500円(最低手数料適用)
10万円 4,400円 3,000円
30万円 13,200円 9,000円
50万円 22,000円 15,000円
100万円 44,000円 30,000円

取引先には請求書の満額が振り込まれます。手数料は利用者側の負担であり、取引先には手数料の存在は通知されません。

どちらのサービスが合うか

手数料率だけを見ればbyGMOのほうが低いですが、利用できるカードが「AMEXビジネスカード」に限定される点と、最低手数料1,500円・事前審査ありという条件が加わります。

セゾンやニコス発行のアメックスカードを持っている場合は、支払い.comが唯一の選択肢です。AMEXビジネスカードを持っている場合は、byGMOのほうが手数料は低くなりますが、審査のステップが加わる点を考慮してください。

手数料の金額をより細かく確認したい場合は、手数料シミュレーターで比較できます。

今月の判断:あなたのアメックスカードで使えるか

ここまでの条件を整理すると、アメックスカードでの請求書カード払いの判断は以下のように分かれます。

アメックスでの請求書カード払い 利用判断まとめ
判定 あなたの条件 利用できるサービス
利用できる セゾンまたは三菱UFJニコス発行のAMEXカードを持っている 支払い.com(手数料4.4%・最低手数料なし・審査不要)
条件付き AMEXビジネスカードを持っている byGMO(手数料3.0%・最低手数料1,500円・事前審査あり)
利用が難しい プロパーAMEX(アメリカン・エキスプレス直接発行)のみ 対応サービスなし。Visa / Mastercard / JCBの別カードを検討

プロパーAMEXしか持っていない場合は、アメックスでの請求書カード払いは現時点では利用できません。手元にVisa・Mastercard・JCBのカードがあれば、対応サービスの選択肢は大きく広がります。

※ Visa・Mastercard・JCBであれば対応サービスは9社以上あり、手数料2.7%〜の選択肢もあります。カードブランドごとの条件は6問診断で確認できます。

次の一手

この記事ではアメックスカードでの請求書カード払いの条件を整理しましたが、手数料・振込スピード・社会保険料対応などの優先度は、あなたの事業形態や今月の状況によって変わります。

事業形態・カードブランド・支払い金額・期限の4条件から、あなたの条件に合うサービスを判定できます。

今回の条件に合う支払い方法を確認する

6問・約1分で完了します。診断結果に応じて、条件に合うサービスを提示します。

よくある質問

プロパーAMEX(グリーン・ゴールド・プラチナ等)で請求書カード払いは使えますか?

2026年3月時点では、アメリカン・エキスプレスが直接発行するプロパーカードに対応している請求書カード払いサービスはありません。セゾンや三菱UFJニコスが発行したアメックスブランドのカードであれば、支払い.comで利用可能です。

自分のアメックスカードがプロパーかセゾン発行かを確認する方法は?

カード裏面に記載されている発行会社名を確認してください。「株式会社クレディセゾン」と記載されていればセゾン発行、「三菱UFJニコス株式会社」と記載されていればニコス発行です。「アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.」と記載されていればプロパーカードであり、請求書カード払いには利用できません。

アメックス以外のカードブランドに切り替えたほうがいいですか?

プロパーAMEXしか持っていない場合は、Visa・Mastercard・JCBのカードを1枚持っておくと請求書カード払いの選択肢が広がります。Visa・Mastercardであれば対応サービスが最も多く、手数料2.7%〜の選択肢もあります。ただし、新しいカードの発行には審査と時間が必要なため、今月の支払いには間に合わない可能性があります。