INVOYカード払いは手数料3.0%(非課税)で振込日を指定でき、社会保険料にも対応している。ただしAMEX・Dinersは使えない。
V/M/JCBを持っていれば幅広く利用できます。最低手数料300円があるため、少額決済では実質負担率が上がる点に注意。
INVOYカード払いは手数料3.0%(非課税)で、振込日を自分で指定できるサービスです。ただし、対応ブランドはVisa・Mastercard・JCBの3種で、American Expressには対応していません。
この記事では、あなたの条件でINVOYカード払いが合うかを判断するために、手数料・対応カード・振込日指定の条件を整理しています。
※ あなたの事業形態・カードブランド・金額・期限の組み合わせで判定は変わります。条件ごとの判定は6問診断で確認できます。
INVOYカード払いの仕組み
INVOYカード払いは、FINUX株式会社が運営する請求書カード払いサービスです。請求書管理ツール「INVOY」の機能の一つとして提供されており、累計取扱高は100億円を超えています。
仕組みは他の請求書カード払いサービスと同様で、利用者が請求書の情報とカード情報を登録すると、INVOYが取引先への振込を立て替えます。カードの引き落としは通常の利用分と同じタイミングで行われるため、振込日からカード決済日までの期間(最大60日)、支払いを先延ばしにできます。
主な特徴を整理すると以下のとおりです。
| 運営会社 | FINUX株式会社 |
|---|---|
| 手数料 | 一律 3.0%(非課税) |
| 最低手数料 | 300円(非課税) |
| 対応ブランド | Visa / Mastercard / JCB |
| 振込スピード | 2営業日以内 |
| 振込日指定 | 最短当日〜最長30日後の範囲で指定可 |
| 支払い延長 | 最大60日 |
| 事前審査 | 不要(カード与信枠の範囲で利用) |
| 利用対象 | 法人・個人事業主 |
| 社会保険料の支払い | 対応 |
INVOYカード払いの特徴は3つあります。
1つ目は、手数料3.0%が非課税である点です。請求書カード払いサービスの中には手数料に消費税がかかるものがあり、たとえば「3.0%+税」のサービスでは実質3.3%になります。INVOYは3.0%がそのまま実質負担率です。
2つ目は、振込日を自分で指定できる点です。最短当日から最長30日後まで、取引先への振込日を利用者側でコントロールできます。「月末の支払い期日に合わせて振り込みたい」「早めに支払って取引先との関係を維持したい」など、タイミングを調整できるのは資金繰りの柔軟性につながります。
3つ目は、1枚の請求書に対して最大5枚のカードを使える点です(Visa・Mastercard限定)。1枚のカードでは与信枠が足りない場合でも、複数枚に分けて支払うことで高額の請求書に対応できます。この仕組みは他のサービスにはあまり見られない機能です。
使える条件と使えない条件
INVOYカード払いは3ブランド対応・審査不要と間口は広いですが、カードブランドや利用する機能によって条件が異なります。
対応カードブランド
対応ブランドはVisa・Mastercard・JCBの3種です。American Express・Dinersには対応していません。
| ブランド | 通常の支払い | 複数枚カード分割 | 判定 |
|---|---|---|---|
| Visa | ○ | ○(最大5枚) | 利用できる |
| Mastercard | ○ | ○(最大5枚) | 利用できる |
| JCB | ○ | × | 条件あり |
| American Express | × | × | 利用できない |
| Diners | × | × | 利用できない |
JCBカードは通常の支払いには利用できますが、1枚の請求書を複数枚に分割する機能は使えません。複数枚カード分割を利用できるのはVisa・Mastercardのみです。
American Expressを利用したい場合は、INVOYでは対応していないため、AMEX対応のサービスを検討する必要があります。ブランド別の対応状況は6問診断で確認できます。
事業形態の対応
| 事業形態 | 請求書払い | 社会保険料の支払い |
|---|---|---|
| 法人 | ○ | ○ |
| 個人事業主 | ○ | ○ |
法人・個人事業主どちらも請求書の支払いに利用できます。社会保険料の支払いについても、法人・個人事業主いずれも対応しています。社保対応は事業形態を問わないサービスは多くないため、社会保険料をカードで支払いたい場合にはINVOYは選択肢に入ります。
複数枚カード分割の仕組みと制限
INVOYカード払いでは、1枚の請求書に対して最大5枚のカードで支払い金額を分けることができます。たとえば100万円の請求書を、カードA(40万円)・カードB(30万円)・カードC(30万円)のように分割できます。
ただし、この機能にはいくつかの制限があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 利用可能ブランド | Visa・Mastercardのみ(JCBは不可) |
| 最大枚数 | 1請求書につき5枚まで |
| 最低手数料 | カードごとに300円が発生 |
注意が必要なのは最低手数料の扱いです。複数枚に分割すると、カード1枚ごとに最低手数料300円が適用されます。たとえば5枚に分割した場合、各カードの手数料が300円未満になる金額帯では、手数料率3.0%よりも割高になる可能性があります。分割する際は、1枚あたりの支払い金額が1万円以上になるよう調整すると、最低手数料の影響を避けられます。
振込日指定の使い方
INVOYでは、取引先への振込日を最短当日から最長30日後の範囲で指定できます。
この機能は、支払い期日に合わせて振込を調整したい場合に役立ちます。たとえば「請求書の期日は月末だが、カード登録は月初に済ませておきたい」という場合、登録時点で振込日を月末に設定しておくことで、手続きと実際の振込タイミングを分離できます。
振込日を指定しない場合は、通常の処理フロー(2営業日以内)で振込が実行されます。
実際の手数料と支払い例
基本の計算式
INVOYカード払いの手数料は一律3.0%で、非課税です。
計算式:支払い金額 × 3.0% = 手数料(最低300円)
「非課税」とは、手数料に消費税がかからないという意味です。たとえば手数料率3.0%で課税のサービスでは「3.0% × 1.1 = 実質3.3%」になりますが、INVOYは3.0%がそのまま最終的な負担率です。
金額別の手数料シミュレーション
| 支払い金額 | 手数料(3.0%) | 実質手数料率 | 振込額(取引先への入金) |
|---|---|---|---|
| 5,000円 | 300円 ※最低手数料 | 6.0% | 5,000円(満額) |
| 1万円 | 300円 ※最低手数料 | 3.0% | 1万円(満額) |
| 10万円 | 3,000円 | 3.0% | 10万円(満額) |
| 30万円 | 9,000円 | 3.0% | 30万円(満額) |
| 50万円 | 15,000円 | 3.0% | 50万円(満額) |
| 100万円 | 30,000円 | 3.0% | 100万円(満額) |
取引先には請求書の満額が振り込まれます。手数料は利用者側の負担であり、取引先には手数料の存在は通知されません。
少額決済と最低手数料の関係
INVOYには最低手数料300円が設定されています。支払い金額が1万円未満の場合、手数料率3.0%で計算した金額が300円を下回るため、最低手数料が適用されて実質負担率が上がります。
| 支払い金額 | 3.0%で計算した手数料 | 実際に請求される手数料 | 実質手数料率 |
|---|---|---|---|
| 3,000円 | 90円 | 300円 | 10.0% |
| 5,000円 | 150円 | 300円 | 6.0% |
| 8,000円 | 240円 | 300円 | 3.75% |
| 1万円 | 300円 | 300円 | 3.0% |
1万円以上の支払いであれば、実質手数料率は3.0%のまま変わりません。少額の請求書が複数ある場合は、可能であれば請求書をまとめて1件で支払う方がコストを抑えられます。
キャンペーン:スタート応援キャンペーン(2026年2月時点)
INVOYカード払いでは、初めて利用する方を対象としたキャンペーンを実施しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| キャンペーン手数料 | 2.2%(非課税) |
| 対象者 | INVOYカード払いを初めて利用する方 |
| 適用期間 | 初回利用から最大2ヶ月間 |
| 終了時期 | 終了日未定 |
キャンペーン適用時は、10万円の支払いで手数料が2,200円(通常3,000円)となり、800円の差が出ます。100万円の支払いでは22,000円(通常30,000円)となり、8,000円の差です。
キャンペーン終了後は通常の3.0%に戻ります。キャンペーンの終了日は公式サイトでも未定とされているため、利用を検討する場合は事前に最新の条件を確認してください。
※ キャンペーンの内容・期間は予告なく変更される場合があります。利用前に公式サイトで最新情報を確認してください。
今月の判断:振込タイミングと手数料のバランスで分かれる
ここまでの条件を整理すると、INVOYカード払いの利用判断は以下のように分かれます。
| 判定 | あなたの条件 | 補足 |
|---|---|---|
| 利用できる | Visa・Mastercardを持っていて、振込日を自分で指定したい | 最も条件が揃ったパターン。複数枚カード分割も利用できます |
| 利用できる | 社会保険料をカードで支払いたい(法人・個人事業主) | 社保対応かつ事業形態を問わないサービスは限られます |
| 条件付き | JCBカードで利用したい | 通常の支払いは可能ですが、複数枚カード分割は使えません |
| 条件付き | 少額(1万円未満)の請求書が中心 | 最低手数料300円が適用され、実質手数料率が3.0%を超えます |
| 条件付き | 1枚のカードでは与信枠が足りない | Visa・Mastercardなら最大5枚に分割可。JCBは分割不可です |
| 利用が難しい | American ExpressまたはDinersしか持っていない | INVOYはこの2ブランドに対応していません |
INVOYカード払いの手数料3.0%(非課税)は、請求書カード払いサービスの中では中程度の水準です。振込日指定や複数枚カード分割といった機能は、資金繰りの柔軟性を重視する場面で強みになります。
一方で、振込タイミングの調整が不要で手数料の低さだけを重視する場合は、他に条件が合うサービスがある可能性もあります。手数料シミュレーターで金額ごとの負担額を比較できます。
次の一手
この記事ではINVOYカード払いの条件を整理しましたが、手数料・対応ブランド・振込スピードなどの優先度は、あなたの事業形態や今月の状況によって変わります。
事業形態・カードブランド・支払い金額・期限の4条件から、INVOYカード払いを含めた複数サービスの中で今回の条件に合うものを判定できます。
6問・約1分で完了します。診断結果に応じて、条件に合うサービスを提示します。
よくある質問
取引先にINVOYカード払いを使ったことはバレますか?
原則として取引先には通知されません。INVOYが利用者に代わって取引先の口座に満額を振り込む仕組みのため、取引先が受け取る入金は通常の銀行振込と同じ形式です。ただし、振込名義が通常と異なる場合に取引先が気づく可能性はゼロではないため、気になる場合は振込名義の設定を事前に確認しておくと安心です。
個人名義のクレジットカードでも使えますか?
使えます。法人カード・個人カードの区別による利用制限はなく、Visa・Mastercard・JCBのいずれかであれば利用できます。ただし、請求書の宛名とカード名義の関係によっては対応が異なる場合があります。名義の整合性が気になる場合は、6問診断で条件を確認できます。
複数枚のカードで1つの請求書を支払えますか?
Visa・Mastercardであれば、1枚の請求書に対して最大5枚のカードで金額を分けて支払えます。JCBカードではこの機能は利用できません。また、カード1枚ごとに最低手数料300円が適用されるため、分割する場合は1枚あたりの金額が1万円以上になるよう調整すると手数料を抑えられます。
社会保険料もカードで支払えますか?
INVOYカード払いは社会保険料の支払いに対応しており、法人・個人事業主いずれも利用できます。社保対応のサービスの中でも、事業形態を問わず対応しているものは限られるため、社会保険料の支払いが目的の場合にはINVOYは選択肢に入ります。
キャンペーン終了後はどうなりますか?
スタート応援キャンペーン(手数料2.2%)の適用期間は初回利用から最大2ヶ月間です。期間終了後は通常の手数料率3.0%(非課税)が適用されます。キャンペーン自体の終了日は2026年2月時点で未定ですが、予告なく変更される可能性があるため、利用前に公式サイトで最新の条件を確認してください。
公開日:
最終確認日:2026年2月(手数料・対応ブランド・キャンペーン条件・社保対応を公式情報で確認)
情報ソース:INVOYカード払い公式サイト
※ サービスの条件は変更される可能性があります。利用前に公式サイトで最新情報を確認してください。
